〈鎌倉殿の13人〉特別コラム「曽我兄弟の仇討ちの謎」編【武士にとって「仇討ち」とは?】 武士の世は戦の時代でもある。 戦があれば、当然勝者と敗者がいる。 勝ち負けは正悪で決まるものではないから、その勝敗には「恨み」が存在する。「恨み」があれば、そこに遺恨が生まれ再び対立する。...
〈鎌倉殿の13人〉特別コラム「奥州藤原氏の栄華と夢の跡」【松尾芭蕉の思い】 夏草や兵どもが夢の跡 (なつくさや つわものどもが ゆめのあと) ほとんどの日本人が知っている松尾芭蕉「奥の細道」の一句です。 意味を現代語に訳すと、 「今や夏草が生い茂るばかりだが、ここはかつて武士達が栄誉を求めて奮戦した跡地で、昔の栄華はひと時の夢...
〈鎌倉殿の13人〉特別コラム「源頼朝にとってラッキーだった?2つの失敗」【源頼朝にとってラッキーだった?2つの失敗】 ラッキーな失敗 その1 <源義経の失敗> 「どうして兄はわかってくれないのか」 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」も前半のヤマ場、源平合戦が終わり、義経の悲劇的な最期に心打たれた方も多いでしょう。...