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​-坂東武士図鑑-

歴史用語辞典

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吾妻鏡(あずまかがみ)

東鑑とも書く。鎌倉時代の前半の出来事などまとめた歴史書。52巻、51巻、47巻ものなどがあるが当時の巻数は不明。治承4 年1180年の以仁(もちひと)王が平家追討の挙兵をし、その令旨が源頼朝に届くところからはじまり、文永3 年1266年の将軍宗尊親王の上洛までの事柄を日記体で編修したもの。13世紀末か14世紀初めの成立と思われる。鎌倉将軍(源頼朝、頼家、実朝、藤原頼経、頼嗣、宗尊親王)六代の項目に分けられ、各将軍の在任中の出来事などを記録し、幕府の歴史を作ることに主眼がおかれた記録。徳川家康が愛読して以来広まり、江戸時代には各大名がきそって読んだといわれる。

安房(あわ)

地名。今の千葉県南部辺り。

出流山満願寺(いずるさんまんがんじ)

栃木県栃木市出流町にある寺。

坂東三十三観音第十七番札所の真言宗智山派出流山満願寺。今から1200年程前に、修験の行者・役の小角によって「観音の霊窟」(鍾乳洞)が見つけられ、天平神護元年765年日光山を開山した勝道上人によって開かれたといわれる。

越中(えっちゅう)

地名。今の富山県辺り。

近江(おうみ)

地名。今の滋賀県辺り。

押領使(おうりょうし)

警察・治安部隊の長。平安初期以前は、防人(さきもり)や兵士などを監督して所定の場所へ送る職務の者で臨時の職であった。平安時代になると、反乱などがあった場合に、兵士を率いて鎮圧に向かった部隊の長を指す官職のこと。令に規定のない職制である令外官(りょうげのかん)。

上総(かずさ)

地名。ほぼ今の千葉県中部

加賀(かが)

地名。今の石川県南部地域辺り。

官位(かんい)

律令制下における官職と位階の総称。官位相当制といって官位相当表によって位階が決められそれに相当する官職が決められていた。上位の正一位から少初位まで30階位あった。五位下以上が貴族で、天皇に謁見できる殿上人といわれる。

関八州(かんはっしゅう)

坂東八州とほぼ同じ。武蔵、相模、上総、下総、安房、常陸、上野、下野。現在の関東地方(1都6県)とほぼ同じ。

紀清両党(きせいりょうとう)

​下野国宇都宮大明神の座主である宇都宮氏の家中の精鋭として知られた武士団。東国武士の武勇を代表する武士団として有名である。

郡司(ぐんじ・こおりのつかさ)

律令制下の地方行政制度。国司の下で郡をおさめる地方官。

蔵人(くろうど)

日本の律令制下の令外官の一つ。天皇の秘書的役割を果たした。

毛野国(けのくに)

上野と下野を合わせて、毛野国(けのくに)と呼ばれた。上毛野国は(かみつけのくに)、下毛野国は(しもつけのくに)とも呼ばれる。

上野(こうずけ)

地名。ほぼ今の群馬県

国郡里制(こくぐんりせい)

律令制下の地方行政制度。全国を58カ国(後に66)に分け、国を数郡に分け、郡を50戸に分け、それぞれに国司、郡司、里長をおいた。

国司(こくし・くにのつかさ)

律令制下の地方行政制度。今の知事にあたる。

相模(さがみ)

地名。今の神奈川県辺り。

執権(しっけん)

鎌倉幕府の職名。鎌倉殿(将軍)を補助し政務全般を統轄した。

下総(しもうさ)

地名。今の千葉県北部辺り。

氏族(しぞく)

共通祖先を持つ血縁集団、または、共通祖先を持つという意識・信仰による連帯感の下に結束した血縁集団のこと。

下野(しもつけ)

地名。今の栃木県辺り。

上州(じょうしゅう)

地名。上野の別名。

鎮守府将軍(ちんじゅふしょうぐん)

奈良時代から平安時代にかけての武士の最高栄誉職。陸奥国(現在の福島県、宮城県、岩手県、青森県)に置かれた軍政府(鎮守府)の長官。律令の令制に規定のない官職であるが、必要に応じて設置された令外官である。平安時代中期以降は武門の最高栄誉職と見なされたが、鎌倉幕府の成立で征夷大将軍が武家の首長職として常置され、鎮守府将軍の権限と地位はその中に吸収された。

当主(とうしゅ)

 その家の現在の主人。当代の戸主(こしゅ)。

殿上人(てんじょうびと)

天皇のいる清涼殿の殿上の間に上がることができる人。すなわち、天皇に謁見(えっけん)できる人。清涼殿の殿上の間に昇ることを許された人。三位以上と四位・五位のうち特に許された人、および六位の蔵人(くろうど)。

坂東八州(ばんどうはっしゅう)

坂東八ケ国。関八州とほぼ同じ。武蔵、相模、上総、下総、安房、常陸、上野、下野。現在の関東地方(1都6県)とほぼ同じ。

常陸(ひたち)

地名。今の茨城県辺り。

三井寺(みいでら)

滋賀県大津市にある天台寺門宗の総本山。正式名称は、長等山園城寺(ながらさんおんじょうじ)。三井寺の最高位僧侶は、長吏大僧正(ちょうりだいそうじょう)という。

三上山(みかみやま)

滋賀県野津市にある山。別名:近江富士。山麓に山自体を御神体とする御上神社がある。

武蔵(むさし)

地名。今の東京都と埼玉県辺り。

野州(やしゅう)

地名。下野の別名。

四等官制(よんとうかんせい)

令制における諸官司(各職種)を構成する職員の等級。上位から、守(かみ)、介(すけ)、掾(じょう)、目(さかん)、の4階級あった。

時の政治責任者や権力者に対して起こった大規模な争いであり、政治的に大きな変革が起こった可能性が高い出来事のことを指す。

令外官(りょうげのかん)

律令の令制に規定のない新設の官職。 現実的な課題に対して、既存の律令制・官制にとらわれず、柔軟かつ即応的な対応を行うために置かれた。

綸旨(りんじ)

天皇の意志を蔵人が承り、政治の長の太政官を通さずに伝える形式の文書。

流派(りゅうは)

芸術・芸能・武道・武芸などの上で、流儀・主義などの相違によって生じたそれぞれの系統。

令旨(りょうじ)

皇后・皇太后・親王・王などが命令・意志を伝えるための文書。

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