唐澤山神社について
・唐澤山神社
佐野市富士町1409
藤原秀郷の功績をたたえ、遺徳をしのび、有志が本丸跡に神社を創建して藤原秀郷の御霊を祀り、以後永くこの地方の守護神として尊崇されている。
御祭神:藤原秀郷 明治16年9月25日創建 明治23年12月1日、別格官幣社(旧社格)に列せられる。
・唐沢山城
築城主:藤原秀郷 築城年:延長5年927年
廃城年:慶長7年1602年 城郭構造:連郭式山城
遺構:石垣、大手枡形、土塁、縦堀、堀切、土橋、復元井戸
関東七名城の一つ。
佐野市街地の北方に位置する唐沢山(標高247m)山頂を主郭とし、その一帯に曲輪を配する山城。 城域は広大で、遺構は唐沢山の山頂部から山麓まで広域にわたる。 二の丸脇には織豊期に整備された関東地方には珍しい高石垣が残っており、山腹には中世山城として機能していた頃の曲輪や堀切、山麓には大規模な堀や土塁を伴う複数の屋敷跡が極めて良好に残っている。 中世の山城として機能していた頃から、幾度かの改変を経て織豊系城郭として整うまでの変化過程を見ることができる貴重で重要な城跡として人気がある。 延長5年927年(平安時代)、下野国押領使であった藤原秀郷が築いたのが始まりとされる。 一説に、天慶3年940年に起こった平将門による天慶の乱を鎮圧した年から築城が開始され天慶5年942年に完成したとも伝えられる。 その後、一時廃城となったが、藤原秀郷の子孫で佐野を拠点とした佐野氏が城を再興し、鎌倉時代に出来上がったといわれる。
慶長5年1600年、関ヶ原の戦いで、佐野信吉は徳川家康方に付き3万5千石の旧領を安堵され、佐野藩が成立。 慶長7年1602年、唐沢山の南の平地に佐野城が築かれ、佐野氏はそこに移り、平安時代より続いた唐沢山城は閉城した。
アクセス
唐澤山神社
住所/栃木県佐野市富士町1409
受付時間/9時~17時
公式ホームページ/http://karasawayama.com/
ギャラリー
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