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【歴史コラム】藤原秀郷とお祭り(2024年4月12日更新)







こんにちは。

栃木の武将『藤原秀郷』をヒーローにする会運営事務局のともえです。



先日、某朝のニュース番組のなかで、ある神社が紹介されていました。


その名も、「亀戸香取神社」


みなさんはご存知でしょうか?

なんでも、藤原秀郷ととても深いご縁がある神社なのだとか。


今回は、亀戸香取神社と藤原秀郷をテーマにコラムを書いていきたいと思います。




亀戸香取神社について


亀戸香取神社は、鎮護国家の神として仰がれる「経津主神(ふつぬしのかみ)」を御祭神として祀っている神社です。

東京都江東区に鎮座し、古都古跡十二社にも数えられるほど長い歴史を誇っています。

創建は665年(天智天皇4年)。秀郷の祖でもある藤原鎌足公が、東国下向に際し香取大神を勧請され太刀一振を納め、旅の安全を祈ったことが創立の起因とされています。



秀郷との関係


では、この亀戸神社と藤原秀郷とは、どんな関係にあるのか…?


亀戸神社には、秀郷が奉納したとされる弓矢「勝矢(かちや)」が納められています。


秀郷は平将門の乱において追討使に任じられると、亀戸香取神社に参籠し戦勝を祈願しました。

その後無事に将門を討ち、乱を平定した秀郷は、神恩感謝の奉賽として弓矢を奉納し、その弓矢が「勝矢(かちや)」と名付けられました。

この古事から、亀戸香取神社では毎年5月5日に「勝矢祭(かちやさい)」と呼ばれるお祭りが執り行われています。


また、源頼朝、徳川家康などの武将、剣豪・塚原卜伝、千葉周作などの武道家にも崇敬されてきたことから、今日では「スポーツ振興の神」として世界的なアスリートたちも参拝に訪れているようです。



勝矢祭


秀郷の古事にルーツを持つ「勝矢祭」は、毎年5月5日に行われます。

平安時代の鎧兜や装束をまとった人々の武者行列が亀出神社で勝鬨をあげ出発し、亀戸香取神社まで約2kmの道のりを練り歩きます。

一行が亀戸香取神社に到着すると、本殿で勝矢の奉納の儀が行われます。

《13:00 武者行列(パレード)/15:00 勝矢祭》



おまけ


ちなみに、勝矢祭と同じ時期に、秀郷に関連深い神社のお祭りが東京でもう一つ催されています。

港区・新橋にある「烏森神社」の例大祭です。

こちらは5月4・5・6日の3日間に渡って行われ、夏祭りのはしり「烏森祭」として知られています。

こちらのお祭りの御神輿は神輿の名匠と謳われた山本正太郎の作で、他に類を見ないほど大きいそうですが、

なんとなんと、今年は6年ぶりに本社大神輿が渡御するそうですよ。





秀郷に縁のあるお祭り、ぜひ一度は現地で見てみたいですね。

今年のGWは足を伸ばして東京を巡ってみるのも良いかもしれません。


みなさんも、よければお祭りを楽しんでくださいね。



それでは、また次回のコラムでお会いしましょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。




ーーーーーーーーーー今回紹介した神社ーーーーーーーーーー


【亀戸香取神社】

〒136-0071

東京都江東区亀戸3-57-22

▼HP



【烏森神社】

〒105-0004

東京都港区新橋2-15-5

▼HP


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