top of page
検索

【第37回】 秀郷の兜はちょっと違う!?


はじめての歴史ブログ 第37回

ライター記者:ゆめか




みなさんこんにちは!


前回の記事では、「武士の出家」というキーワードを歴史初心者目線で追ってみました!ちょっと難しいとかんじた方もいたかもしれません!汗汗 


歴史には史実という「歴史上の事実」を証明する資料やモノがありますが、栃木の武将「藤原秀郷」のようにあまりそういった資料が残っていない歴史的内容もあり、真相をズバッと言い切ることが難しい時もあるようです。。でも!前回「武士の出家」のように、「~だったかな?」「~かもしれないなぁ~」と現代を生きる私たちが当時を想像してイメージを膨らませるのも大切だなぁ~と改めて感じました!


▼前回【第36回】武士は出家する!?▼













では!今回のブログに参りましょう!

今回は、栃木の武将「藤原秀郷」も身に付けていた!?戦には欠かせない「兜(カブト)」について歴史初心者目線で、みなさんと一緒にみていきたいと思います♪それでは!(レッツゴー!)




■そもそも「兜」ってなに?


みなさんは「兜」と聞いてどんな絵を想像しますか?


私が一番最初に想像したのは…



▲こんなかんじのやつ。。(※画像はイメージです)


良く時代劇などで武将がかぶっている大きくて立派なイメージがありました。


でも、そもそも兜ってなんなんでしょう?ただの帽子?ではなさそうなので、少し調べてみました!



 

〈兜 かぶと〉

頭にかぶる防護用武具。鉄や革(かわ)などで作る。


 


なるほど!頭部を飛来物(空から飛んできた矢とか…?)から守るための防具ということですね!


今で言うヘルメット?みたいなものだったのでしょうか?でも、昔は矢などの武器から頭を守り命を守っていたのが、今では自転車やバイクでの転倒から命を守るものへと用途が変わっていったのでしょうか…(むむむ~。私の勝手な空想です。。)



■秀郷はどんな兜をかぶっていたの?



秀郷が生きていた平安時代では、私たちが想像する兜とはちょっと違う兜を被っていたようなのです。


その名も…「星兜」!


星!?なんか可愛い名前ですが、見た目はこんなかんじです▼



私は初め、ツノ?みたいなものがあるとてっきり思っていましたが、

実は平安時代の兜にはそのツノ(正しい名称は「立物」と言います。)は無かったんです!!(ひょ~)



■三十八間星兜???



では、栃木の武将「藤原秀郷」が被っていたとされる兜についてちょっとだけ紹介させていただきます♪


「星兜」という種類の兜でしたが、

秀郷の兜の詳しい名前は「三十八間星兜鉢(さんじゅうはっけんほしかぶとばち)」というものだとのこと!


実は、栃木県宇都宮市にある二荒山神社にて秀郷奉納の伝承をもつ「三十八間星兜鉢」が奉納されているんです!!!(なんと!!)


38枚の矧板(はぎ板)を小星(小さな鋲)で繋ぎ合わせ、鋲は裏から打って星を表していることから「三十八間星兜鉢」と名付けられたとのこと!(言われてみれば…星の様にもみえる…?)


※鋲=釘


戦国時代の兜と比べ、飾りが少なくシンプルですね♪


時代が流れるにつれ、兜の形もだんだん変わっていき、立物(立派なツノのようなもの)やその他の装飾が付け足されていったとのことです。


秀郷が被っていた兜はまさに、私たちがイメージする兜の元となった兜なんですね!(お〜)



みなさんは、「三十八間星兜鉢」という兜をご存知でしたか?




はい!今回のブログはここまでとします!


次回は、平安時代のおもしろ~いネタを岡ジィからいただいたので、そのネタについて書いてみたいと思います!ズバリ!「平安時代のプロポーズ」についてです!(ぽぽぽ〜)

それでは、お楽しみにぃ~♪


いつも最後まで愛読いただきありがとうございます!

では!次回のブログでお会いしましょう~♪




▼▼坂東武士たちを図鑑でチェック▼▼

https://www.bando-bushi.com/character



*English summary*

As you might know already, “Kabuto” is a characteristic of Samurai/busho. However, there were many kinds of Kabuto in the old time. Especially the one which Fujiwara no Hidesato was wearing is very different from what we can imagine now. The Kabuto in the Heian period was called “Hoshi Kabuto” which means “Star Kabuto”. The look of it is quite simple if you compared it to the ones in the Sengoku period. It doesn’t have horns and other decorations. It was simple as it was the origin of Kabuto. We could see that its transformation by period.


▼Get to know more about Bando Samurai▼




▼ 下のタグから共通記事・ページをご覧いただけます♪ ▼

■ カテゴリー別

おすすめページ

bottom of page