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「天王歳」は勇壮な夏祭り。

最終更新: 10月2日

 

 7月になってまだまだ梅雨も真っ盛り、夏本番はもう少し待たねばならないようです。

そんな梅雨が明ける頃に私が楽しみにしているのは、二荒山神社の末社、須賀神社の夏祭り「天王祭」です。この祭は、須賀神社のご祭神、須佐之男命(スサノオノミコト)によって邪気(夏の疫病)をはらう祭りで、平安時代の869年京都に疫病が流行した時に、それを鎮めるために行われたのが始まりと言われます。有名な京都の八坂神社の祇園祭に始まり、全国各地で祇園祭、天王祭、須賀祭などと呼ばれ行われている普遍的な夏祭です。「天王祭」では、二荒山神社の氏子である各町内の多くの子神輿が市内を練り歩いた後に、二荒山神社の親神輿対面する「親子神輿対面」が行われます。その際に行われる石段の駆け上がりが祭りのメインイベントです。昔私がまだ子供だった頃、夏の初めの楽しみだったのがその石段の駆け上がりで、当時住んでいた町内にも立派な子供神輿があり、普段の祭りでは町内を練り歩くだけだったのが、この「天王祭」の日だけは市内中心部のバンバまで担いでいくことができ、ましてや神輿を担いで二荒山神社の石段を駆け上れるのですから、子供にとっても、夏のひとつの慣れ舞台であったのです。そして、当時も今も変わらず石段駆け上がりはタイムレースで、どの町内の神輿が一番早く登れるか競い合うのですから、各町内みんな大張り切りで駆け上がります。元気のいい掛け声とともに、神輿が石段を一気に駆け上がる姿は、見ているだけでも勇壮でそれは素晴らしいものです。

今年、令和最初の「天王祭」は7月15日〜21日に開催されます。親子神輿対面も20日夕刻から行われます。勇壮で迫力あること請け合いです。ぜひご覧ください。


2019年7月

文 栃木の武将藤原秀郷をヒーローにする会 局長/岡田 康男

イラスト デザイナー/田代夏子

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