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【県博テーマ展コラム】その1 藤原秀郷を知ろう!




藤原秀郷ってだれ…?


藤原秀郷(ふじわらのひでさと)は武士の始まりともいわれる平安時代末期の武将です。

別名:俵藤太(たわらのとうた)とも呼ばれ、大河ドラマやアプリゲームなどの登場キャラクターとして名前を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。


かの有名な平将門を討った功績を持ち、武士の身分ながら貴族の階位「従四位下」を賜る異例の出世を遂げました。

その強さは伝説となり『宇都宮の百目鬼退治』に『近江の大百足退治』など、現代までお伽噺として語り継がれています。  




藤原氏の末裔・小山氏


今回のテーマ展では、秀郷の子孫にも焦点が当たるそうですね。

秀郷の子孫は数多くいますが、栃木県でいえば、「小山氏」は秀郷の子孫の筆頭と言えるでしょう。


小山氏は初代・小山政光によって始まります。

政光は平安末期の藤原秀郷の直系子孫で、武蔵国の役人だった太田行政の子孫。

はじめは太田(現在の埼玉県北部)を本拠としていたため太田政光を名乗りますが、先祖の藤原秀郷を意識し憧れたためか、久安6年1150年頃、領地である下野国小山荘(現在の栃木県小山市)に移住し小山氏の初代となりました。


源平合戦の際に源頼朝方に付いたことで、政光は頼朝の御家人として重要な立場となり、その後も小山氏は鎌倉幕府を支える存在として仕えることになっていきます。


テーマ展では、鎌倉幕府と小山氏の関係を感じられるような史料の展示はあるのでしょうか…!

いまからワクワクしますね。



小山氏について気になる方は、当会顧問の水野拓昌先生のコラム武士図鑑も併せてご覧ください🔎

さらに、Amazonでは水野先生執筆の書籍『小山殿の三兄弟 源平合戦、鎌倉政争を生き抜いた坂東武士』も販売していますので、小山氏の話がもっと読みたい!と思った方はこちらも要チェックです✓





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