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【会員寄稿コラム】藤原秀郷の系譜をたどって―― 初夏の近江・日野町を歩く

2026年1月30日

栃木の武将『藤原秀郷』をヒーローにする会

会員 寺内 明子




6月、藤原秀郷をヒーローにする会の活動も兼ねて、滋賀県蒲生郡日野町を訪れてきました。日野町は、藤原秀郷公の子孫である、のちの会津藩92万石の領主、蒲生氏郷公の生誕地であり、宇都宮とも縁の深い「近江日野商人」の町です。


これまで資料や系譜として知ってきた場所を、今回は実際に歩き空気を感じながら巡ることができました。


凛とした姿の中に、どこか落ち着きと品を感じる街

街に入ってまず目に入った蒲生氏郷公の銅像。藤原秀郷の系譜に連なる人物として、これまで何度も名前を目にしてきましたが、実際にその地に立ち像を前にすると、歴史が一気に身近に感じられました。


この街で育まれた時間を、静かに見守っているような氏郷像

日野という土地そのものが、氏郷公の人柄や価値観を形づくってきたのだと、町の空気から自然と伝わってきます。

かつての歴史を感じながら、ゆっくり深呼吸したくなる場所です


日野城跡は、緑に包まれたとても静かな場所でした。

ここが政と武の拠点であったとは思えないほど、今は穏やかな時間が流れています。


商いを通して人と向き合ってきた、日野商人の知恵に触れました

日野商人館では、江戸時代から続く商人たちの歩みを知ることができました。

商いを通して人と信頼関係を築いてきた姿勢は、武士の精神ともどこか通じるものがあるように感じました。


観光地というより、暮らしの中に歴史が残る町並みでした

町を歩いていると、古い家並みや建物が自然に残されており、人々の生活の中に、当たり前のように歴史が息づいている印象を受けました。


長い時間、大切に守られてきたことが伝わってきます

寺院や石碑が町に溶け込み、信仰と暮らしが切り離されることなく続いてきたことを感じます。


初夏のやわらかな空気が、とても心地よかったです

歩いているだけで、この町が大切にしてきた時間の流れに、そっと包まれるようでした。

歩きながら、歴史が少し身近に感じられました


何気ないところにも、丁寧な暮らしが感じられます


資料で知っていた系譜や出来事が、風景と重なることで、より立体的に感じられます。大きな史跡だけでなく、こうした細やかな部分にも、日野町らしさが表れているようでした。


知識として知っていた歴史が、実感に変わった一日でした

実際に日野の町を歩いたことで、藤原秀郷公から蒲生氏郷公、そして宇都宮へと続く系譜が、自分の中でより確かなものとして感じられた素敵な旅となりました。


おわりに


今回の滋賀県日野町訪問は、藤原秀郷をヒーローにする会の活動としても、とても意味のある時間となりました。

現地に立ち、歩き、感じることで、藤原秀郷公、そしてその子孫たちが紡いできた歴史が、今の私たちとも確かにつながっていることを実感しています。

これからも、こうした現地訪問を通して、藤原秀郷の魅力と、その広がりを、自分の言葉で伝えていけたらと思います。

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