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第10回 歴史さんぽ開催-2024/6/1

宇都宮氏ゆかりの『多気山不動尊』お参りと 明治創業の『桃畑茶屋』にて懐石昼食座談会


6月1日は「栃木の武将“藤原秀郷”をヒーローにする会」、歴史さんぽの開催でした!


〈 イベント内容 〉

 10:00~ 多気山不動尊 参拝 

          ・語りべ/有岡さんより多気山のお話

11:30~ 桃畑茶屋 ※お食事をしながらの座談会

     ・藤原秀郷についての説明 

      講師/宮本代表

     ・名門貴族 藤原氏の摂関政治のお話 

      講師/岡田専務

     ・道兼流?道長流? 宇都宮氏のお話 

      講師/水野顧問



◯桃畑茶屋より出発



総勢24名と大所帯となった今回の歴史さんぽ。

台風の影響も少なく、屋外イベントにはちょうどよい天気となりました。

今回参加された会員の方の中には東京から参加の秀郷公のご子孫さんに、秀郷の古里、佐野のからの参加者も。

他にも「夫婦で光る君へのファンなんです」とのご夫婦も二組いらっしゃいました。

とても熱心な会員さんが多い当会です。


参加された宇都宮の方でも「むかし来たけど最近来てなかった・・」との多気山不動尊。

紫陽花も咲き始め、木々の香りを運ぶ風も気持ちよい参道を進み参拝の始まりです。





◯語りべ・有岡さんより多気山のお話


山門をくぐり弘法大師さまの像の前で宇都宮の語りべ有岡さんより多気不動尊のお話を伺います。


多気不動尊は宇都宮の西北10km、多気山(376m)の中腹に位置し、弘仁13年(822年)、日光開山勝道上人の弟子尊鎮法師により創建されました。

不動明王は真言密教の主尊である大日如来の化身とされ、多くの信仰をあつめている仏さま。

開山当初は馬頭観音を御本尊としていましたが、建武2年(1335年)8月1日、宇都宮9代城主藤原(宇都宮)公綱公により、宇都宮氏初代の藤原宗円ゆかりの不動明王を氏家の勝山城から当山に遷座した、宇都宮氏のお寺です。

多気山不動尊は、改めて訪れた方も初めて訪れた方にも素晴らしい名刹。高低差もちょっとした運動には最適です!

紫陽花が咲き誇るこれからの季節に是非お参りしてみてください。御朱印も迫力があって素敵です。


多気山不動尊 ホームページ↓




◯桃畑茶屋  ~お食事をしながらの座談会~

参拝を終えて、多気山のお膝元『桃畑茶屋』にてお食事をしながらの座談会。


始めに明治創業・四代目女将さんから桃畑茶屋の由縁とお料理のご説明。

名物の芋串に始まり、色とりどり地場の食材を使った前菜5種になす田楽、メインの麺類はお蕎麦・うどん・人気のラーメンからチョイス。デザートには人気のお団子にアイスクリームと大満足のお食事でした。



講演では、始めに当会の趣旨と武士の藤原氏『秀郷公』のご紹介。

当会では地域の歴史を知ることで地域愛が生まれ、人と街と日本の活性化へと繋げる事を目標とし、栃木の武将であり栃木県の各市の礎を築いた秀郷流氏族とその後の全国への拡がりの歴史について伝えていきます。しかし、まだまだその歴史を知る人は栃木でも多くはありません。



そして今回は名門貴族 藤原氏の摂関政治についてもお話しました。

今期の大河ドラマの影響で「多すぎてややこしい藤原氏」に注目も集まっています。


当会顧問・水野さんからは「道兼流?道長流? 宇都宮氏のお話」について講演していただきました。 

宇都宮氏と言えば、大河ドラマ「光る君へ」で脚光を浴びる『貴族藤原氏』の「道兼」流の直系といわれていますが、今回は「道兼」の弟である「道長直系説」もご紹介いただきました。いずれにしても貴族藤原氏のなかでも摂関家の藤原氏氏族が治めた由緒高き下野の国・栃木県なのです!!

そしてその100年ほど前が武士の始まりとされ、武門の長・鎮守府将軍「藤原秀郷」が国司として治めていたのです。



当会のホームページ「坂東武士図鑑」には、『藤原氏カンタン年表』なるページがあるのですが「藤原年表」と検索すると現在トップに表示され人気です!

こちら↓




中臣鎌足をルーツとする藤原氏は、天皇を支える摂関家として絶大なる権力を握り「藤原氏多すぎ問題?」として藤原だらけで中々覚えにくいのですが、1300年以上にも及ぶ歴史は「佐藤さんに伊藤さん齋藤さん・・・」と、数多くの支流を出して今でも日本の代表的な氏族です。

日本の歴史を知る、中央貴族と坂東武士の藤原氏。

是非、魅力的な藤原沼にハマってみてください。



・参考資料

NHK 光る君へ ↓


水野顧問のコラム集 ↓

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