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雨の日を楽しんで!

 


【雨の日を楽しんで!】


 6月になりました。ちょっとだけ鬱陶しい梅雨の季節です。


雨の日が多くなって、室内で静かに過ごす、という方も多いでしょう。私もどちらかといえば、雨よりは晴れの日の方がいいですが、そんな雨の日にしか見られない美しい風景が、雨に濡れた紫陽花の花です。雨の日の紫陽花ほどしっとりと美しく、季節を感じさせてくれる風景はありません。この季節だけの、日本人特有の愉しみかもしれません。


雨の日の情景は、見るだけでも美しい時がありますが、出来ればカメラを持って出かけることをお勧めします。私の本業であるカメラマンとして見てみると、雨の日だからこそ見ることができる一瞬の風景があります。その一瞬を、写真に記録することができるのは、この季節の雨の日しかありません。


では、どこに行きましょうか?栃木県には、綺麗な紫陽花の見られる名所がたくさんあります。私が住んでいる宇都宮周辺でも、おすすめの場所がいくつかあります。


まず、気軽に行ける街ナカのおすすめ場所が、武士の始まりの藤原秀郷源頼朝が戦勝祈願をした二荒山神社の西参道女坂です。株数はさほど多くありませんが、ゆっくり見られる穴場です。中世宇都宮氏の初代当主、藤原宗円所縁の名刹である多気不動尊の参道坂道の紫陽花も見事です。


他にも、釜川沿いの遊歩道や街ナカの路地裏などにもひっそりと見事な紫陽花が見られたりします。県内では、藤原秀郷創建と伝わる佐野の磯山弁財天、大関氏の居城・黒羽城や大平山のあじさい坂などたくさんあります。


そんな雨の日の紫陽花を撮る際のアドバイスを一つ。雨の日はどちらかというと暗く写ってしまいます。デジカメでもスマホのカメラでも、できれば、+1/3から+1/2絞り明るく撮りましょう。雨の日の濡れた紫陽花のしっとりとした美しさは、この時期にしか見られません。


ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか?




2022年6月1日

文 運営事務局 一般社団法人 武将伝説 専務理事:岡田 康男 イラスト/みやもとデザイナー:鈴木 絢女


 

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