武道ツーリズムモニターツアー(主催:栃木県)のお手伝いをさせていただきました! -2024年10月29日ー31日
先日栃木県が開催した『栃木県武道ツーリズムモニターツアー」のお手伝いを『栃木の武将『藤原秀郷』をヒーローにする会』にて、させていただきました。
国の政策として、スポーツアクティビティーと歴史文化などの観光を組み合わせた『スポーツツーリズム』を推進しています。
今回は『弓道の国、栃木』を掲げ、20名の在日外国人の皆さんにご参加いただき観光パッケージ化を模索する試みになります。
実は栃木県は弓道王国!高校では現在では全国大会2連覇中!競技人口に弓道場の数も全国トップクラスとなり、その根源は、藤原秀郷公の存在がある事をストーリーとして、弓道体験をメインに、歴史を学び、日本食に茶道体験など文化も学ぶ掘り下げたモニターツアーとなりました。
1日目
スタートは秀郷公由縁の城であり、秀郷公が祀られる唐澤山神社(唐沢山城)への参拝に始まり、お昼は壬生町でお殿様料理、午後は県立博物館でNHK大河ドラマの時代考証でも知られる静岡大学・小和田哲男名誉教授による藤原秀郷にまつわる講演と博物館でご用意いただいた『御伽草子・俵藤太(秀郷公)物語絵巻』の貴重な公開には、参加者に小和田教授も興味津々でした。
夕暮れ時には当会担当にて、秀郷公が平将門の乱を鎮める際に17日間の戦勝祈願を行い霊剣を授かった宇都宮二荒山神社から、妖怪百目鬼を退治したとされる百目鬼通りを散策。当会でのイベント時も結構マニアックな日本人が参加いただくコースですが、勉強熱心な外国人の皆さんは、武士の始まり秀郷公の解説に語りべを真剣に聞いていただけました。
2日目
二日目は、四時間に亘る弓道体験。栃木県弓道連盟総勢20名によるデモンストレーションと指導はそれはそれは素晴らしい物でした。ほとんどの指導者が学校の先生かと思いますが、熱意あるおもてなしの指導にて、弓道の所作に作法に技術を取得し、短時間で的を射止める方もいてとても満足そうでした。
その後は餃子ランチに茶道体験。夕刻には懇親会も兼ねて県庁展望台の『十五夜』さんでディナーと当会の『オリジナル講談・将門討伐』をご披露。日本人でも難しい言葉も混じる内容ですが、本職は英語教師の談師『都 宮子』さん!時より英語を挟んで話していただき、事前の講義やバスの中では、当会の秀郷アニメーション(英語版)にて学習もしていたので、内容はなんとなく通じたようで、参加者の感想も「食事をしながら忙しく聞きましたが、面白かったです!」との事でした。
3日目
三日目は、県北方面。私は参加出来ませんでしたが、扇の的伝説で有名な那須与一の郷を見学、昼は大田原市の農家さん宅でのランチ、午後は名刹『大雄寺』で住職指導の坐禅体験と魅力ある一日だったと思います。
今回はモニターツアーでしたので、充実しすぎる内容で地元の私でも経験したことの無い事や話も伺え、地域の観光資源を知る貴重なツアーとなりました。反面、迎える立場としては、もっと栃木を知り、魅力を余すこと無く伝えられることが必要とも感じます。また参加者の話を聞くと、名所巡りや体験の満足はさることながら「皆様の一緒懸命な説明や対応が嬉しかった」的な事を伺いました。
「ひかえめ」や「おとなしい」と言われる栃木の県民性。世界の方々に国内の方にも、魅力的な資源が沢山ある栃木を伝える知識にコミュニケーション力を磨く必要性を強く感じました。
関係者の皆様に参加者の皆様、当会の皆様、貴重な経験を有難うございました。
当会の活動が日本や地域を知るきっかけとなり、栃木や日本に寄与できる活動になる事を目指して参ります。
栃木の武将『藤原秀郷』をヒーローにする会
ホームページ
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宇都宮の妖怪「百目鬼」
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英語版
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